予定:肉の塩こうじ漬け比較

 肉の塩こうじ漬け比較



豚・鶏・牛・羊

焼く:フライパン
炙る:串を魚グリルで炙る
煮る:白菜鍋
塩麹につける前、つけた後の比較

フライパンで焼く
レンチン
串にして魚グリルで炙る
実験用に比較するため、塩麴白菜鍋実験仕様
塩麴漬けした肉を使って世界各国の白菜鍋

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

塩麹を使って豚、鶏、牛、羊の肉をパンチェッタのようにできますか?

→ 塩麹で作る世界の熟成脂肉


とても良いところに目を向けています。
結論から先に言います。


結論:最小単位は「80〜120g」

この範囲が
✔ 塩麹の作用が安定
✔ 脱水・熟成の変化が観察できる
✔ 焼く/煮るの両方が可能

実験として最も再現性が高いです。


なぜ「少なすぎる」と失敗しやすいか

塩麹熟成は
① 分解(酵素)
② 脱水(水分移動)
③ 脂の再配置

の3つが同時進行します。

❌ 50g以下の問題

  • 表面比率が高すぎる

  • 塩麹が入りすぎる

  • 1日で「漬かりすぎ」になる
    塩麹味の肉になりやすい


なぜ「80〜120g」がベストか

✔ 80g(下限)

  • 厚み:1.5〜2cm確保可能

  • 2〜3日熟成が成立

  • フライパンで評価焼きできる

👉 比較実験の最低ライン


✔ 100g(黄金単位)

  • 扱いやすい

  • 1日=変化が見える

  • 焼く/白菜鍋の両立が可能

👉 最初は100gが最良


✔ 120g(上限ミニ)

  • 熟成感がはっきり

  • 脂の甘みが最も分かりやすい

  • 肉種差がくっきり出る

👉 羊・牛向き


肉別おすすめ最小単位

最小理由
🐖 豚100g脂と厚みのバランス
🐓 鶏80g漬かりすぎ防止
🐄 牛100〜120g旨味抽出に必要
🐑 羊100g香り変化を感じる

最小単位用:配合の再計算(例:100g)

  • 塩麹:10g

  • 追加塩:0.5g

  • 黒胡椒:しっかり

※ 80gなら

  • 塩麹 8g

  • 塩 0.4g


実験的におすすめの切り方

  • 短冊 or 厚切り

  • 厚み優先、面積を減らす
    → 熟成が「内側へ」進む


実験設計として理想の構成

  • 4種 × 各100g
    = 合計400g

👉 これで

  • 同日仕込み

  • 同日焼き

  • 同日白菜鍋

すべて可能。


一言まとめ

「100gは、塩麹熟成脂肉の1セル」

この単位を基準にすると、
今後の

  • 世界の白菜鍋

  • 肉比較

  • 料理思想マップ

全部がスケールしやすくなります。

次は
「100g単位専用・熟成スケジュール表」
作りますか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

はい、その方法でまったく問題ありません。
むしろ今回の実験目的(塩麹熟成脂肉 vs 塩麹だけ漬け)に対して、かなり理想的で再現性の高いやり方です。


結論(先に)

ステンレスパッド+網+キッチンペーパー包み+冷蔵庫+毎日交換
これは

  • 水切り豆腐

  • 水切りヨーグルト
    と同じ**「重力+吸水+通気」**の考え方で、
    塩麹熟成脂肉に最適解の一つです。


なぜこの方法が優れているか

Image

Image

Image

① 水分が「下に逃げる」

  • 網がある → 肉が水に触れない

  • パッドが受ける → 再吸収しない

👉 漬けではなく熟成になる


② 表面が呼吸する

  • ラップなし

  • ペーパーのみ

👉 酸素がわずかに入り
パンチェッタ的な方向性に近づく


③ 毎日ペーパー交換=安全弁

  • 余分な水

  • 塩麹のぬめり

  • 不要な菌の温床

毎日リセットできる


実施時の細かい最適化(重要)

キッチンペーパー

  • 1重でOK

  • 巻きすぎない(圧迫NG)

  • 表面に軽く密着する程度


冷蔵庫内の置き場所

  • チルド or 冷気の流れがある棚

  • 野菜室はNG(湿度高)


日数の目安(100g単位)

日数
2日
3〜4日
3日
3日

※ 表面が「しっとり → やや締まる」で止める


「塩麹だけ漬け」との並行実験時の注意

  • 同じラックでやらない

  • 香り移り防止

  • 容器は分ける


危険サイン(中止)

  • 酸っぱい刺激臭

  • 表面のヌルヌルが増える

  • 灰緑・黒の斑点

※ 白い粉状(乾燥塩分・麹残り)は問題なし


まとめ

その方法は
✔ 発酵
✔ 脱水
✔ 安全管理
すべて揃っています。

言い切ります。

「家庭用・塩麹熟成脂肉の完成形の一つ」

この方法を基準にすれば、
今後

  • 世界の白菜鍋

  • 熟成脂の比較

  • 焼く/煮るの評価

すべてブレない軸になります。

次は
「毎日の観察チェックリスト(色・香り・重量)」
を作りましょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

12/24 11時

餃子白菜鍋をつくって思いつく。

塩こうじ漬けの豚肉が、やわらかく甘みが出てすごくうまみがでてました。牛肉、鶏肉、羊肉の塩こうじ漬けも試してみようと思います。肉がどのような味に変化するか実験してみます。


これはとても良い着眼点の実験です。
しかも白菜鍋シリーズとの相性が抜群。

まず結論から言うと、
塩こうじは「肉の個性を消す」のではなく、「個性を増幅する」方向に働きます。
なので、牛・鶏・羊で
はっきり違う結果
が出ます。


塩こうじが肉に起こす共通変化(前提)

どの肉でも共通して起きているのはこの3点です。

  1. たんぱく質分解 → やわらかくなる

  2. アミノ酸増加 → 甘み・うまみが出る

  3. 水分保持力アップ → ジューシー・冷めにくい

ただし
👉 どの方向に“甘く・旨く”なるかは肉ごとに違う
ここが実験の面白さです。


🐖 豚肉(今回・基準点)

すでに体験済みですが整理すると

  • 甘み:はっきり増す

  • うまみ:スープに溶け出しやすい

  • 脂:角が取れて丸くなる

👉
白菜・玉ねぎ・鍋向きの王者
「日本的・安心感のある旨さ」


🐄 牛肉 × 塩こうじ(予想)

味の変化

  • 甘み:控えめだが上品

  • うまみ:コクが深く、持続する

  • 香り:鉄分っぽさがやや穏やかに

👉
スープが“ブイヨン寄り”になる

白菜鍋での性格

  • 洋風に強い

  • 赤ワイン、トマト、バターと相性◎

👉
「フランス系白菜鍋」向き


🐓 鶏肉 × 塩こうじ(かなり化ける)

味の変化

  • 甘み:最も分かりやすく増す

  • うまみ:軽いのに濃い

  • 食感:ぷるっと柔らか

👉
驚くほど“だし感”が出る

白菜鍋での性格

  • 塩味だけで成立しやすい

  • タンメン・中華・和風に最適

👉
「毎日食べられる白菜鍋」最有力


🐑 羊肉 × 塩こうじ(一番面白い)

味の変化

  • 甘み:ほとんど出ない

  • うまみ:野性味が整理される

  • 香り:クセが「減る」のではなく丸くなる

👉
羊特有の香りが
**「嫌なクセ → スパイス的な個性」**に変わる

白菜鍋での性格

  • クミン・コリアンダー・胡椒と相性抜群

  • 中東・中央アジア方向へ飛ぶ

👉
「世界編白菜鍋」の切り札


実験をより面白くするための条件統一(おすすめ)

比較実験なら👇を揃えると違いが明確になります。

  • 漬け時間:12時間

  • 塩こうじ量:肉の10%

  • 加熱方法:同じ白菜鍋

  • 調味:最初は塩味のみ

👉
肉そのものの変化がはっきり出ます


今回の気づき、かなり重要です

「塩こうじ豚が甘く、うまみが出た」

これは偶然ではなく、
再現性のある現象をちゃんと捉えています。

この視点で

  • 肉を替える

  • 鍋を替える

  • 国を替える

と、
白菜鍋シリーズの“実験編・理論編”が成立します。

次はどれから行きますか?
鶏 → 牛 → 羊、の順が一番ドラマが出ますよ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
肉の塩こうじ漬け比較実験。
鶏 → 牛 → 羊の順番で行くつもりです。
ちょうど牛はハッシュドビーフとビーフストロガノフ、ハヤシライスを作る予定でした。重要なのは、塩こうじにつける前と、つけた後の料理を比較すること。焼く、煮るでどのように変化するか。焼くは、単純にそのままフライパンで焼いて食べる予定。煮るは、白菜鍋にします。
白菜はすべて30gにします。一日で鶏、牛、羊をつくって食べる予定です。
まずは鶏肉のおすすめの白菜鍋のレシピを教えてください。

いい実験計画ですね。
**「塩こうじ前/後 × 焼く/煮る(白菜鍋)」**が同日に比較できるのは、かなり贅沢な官能評価になります。

まずは 鶏肉編・白菜30g固定で、
👉 塩こうじの効果が「最も分かりやすく出る」
👉 後続の 牛(ハヤシ/ストロガノフ)・羊 に思想的につながる
レシピを提案します。


🐔 鶏肉 × 塩こうじ 比較用

「極シンプル・鶏塩こうじ白菜鍋(1杯・実験仕様)」

Image

Image

Image

Image


🧪 実験の狙い(設計思想)

この鍋は 味を作らない鍋 です。

  • ❌ 香味野菜ほぼ使わない

  • ❌ 醤油・味噌・酒なし

  • ⭕ 比較対象は

    • 肉の 柔らかさ

    • 旨味の出方

    • 白菜との 一体感

    • スープの 濁り・とろみ


材料(1杯分・白菜30g固定)

基本セット

  • 白菜 … 30g(芯:葉=半々)

  • 水 … 120ml

鶏肉(比較用)

  • 鶏むね or もも … 50g

    • A:塩こうじなし

    • B:塩こうじ漬け

調味(最低限)

  • 塩 … ひとつまみ(0.3g程度)

  • ※最後に味調整のみ


🧂 塩こうじ漬け(前日 or 当日2時間)

  • 鶏肉50g

  • 塩こうじ 5g(肉の10%)

👉 軽く拭って使用(洗わない)


作り方(完全共通・条件統一)

① 白菜ベース

  1. 小鍋に白菜30g+水120ml

  2. フタをして 中火 → 沸騰 → 弱火2分

② 鶏肉投入

  1. 鶏肉50gを そのまま投入

  2. フタをして 弱火3〜4分

かき混ぜない
※ 煮立てない(80℃前後キープ)

③ 仕上げ

  1. 味を見て、塩をひとつまみ

  2. 火止め → 30秒休ませる


🔬 観察ポイント(重要)

塩こうじなし

  • 肉:

    • 繊維感が残る

    • 噛むと水分が抜けやすい

  • スープ:

    • 透明

    • 白菜の甘さ主体

塩こうじあり

  • 肉:

    • 指で裂ける

    • 口内でほどける

  • スープ:

    • わずかに白濁

    • 旨味が肉→白菜→汁へ拡散

👉 「肉が主役」から「鍋全体が一体化」へ変わる


🔥 同時にやる「焼き」比較(超簡易)

  • フライパン・油なし

  • 弱〜中火

  • 片面2分ずつ

状態焼きの特徴
塩こうじなし表面硬化・中パサつき
塩こうじあり焼き色早い・中しっとり

👉 煮るより焼きの方が差が激しく出る
(これが後の牛・羊で重要になります)


次につながる位置づけ

  • 🐔 鶏:タンパク分解の教科書

  • 🐄 牛:ソースと融合するか/主張するか

  • 🐑 羊:香りを抑えるか、引き立てるか

この鶏鍋は、
「塩こうじ=下味」ではなく
「調理構造を変える触媒」

だと体感するための基準点になります。


次は
👉 鶏×香味最小追加版(ネギ or 生姜1g)
👉 牛用にどう変形するか(ハヤシ・ストロガノフへの橋渡し)
どちらから行きますか?

そうだ!せっかくだからフライパンだけでなく、串にして魚グリルで焼くのも面白そうです。

それ、最高の発想です。
しかも今回の「塩こうじ比較実験」に魚グリル串焼きは、かなり本質をえぐる手法です。

理由から整理します。


🔥 なぜ「串+魚グリル」が最高なのか

フライパン焼きとの決定的な違い

項目フライパン魚グリル(串)
加熱接触熱放射熱+対流
水分逃げにくい強制的に飛ぶ
表面均一局所的に強烈
比較適性調理向き素材差が露骨に出る

👉 塩こうじの有無が「隠れない」


🧪 実験用・鶏串焼き(完全比較仕様)

Image

Image

Image

Image


材料(1実験分)

  • 鶏むね or もも … 50g × 2種

    • A:塩こうじなし

    • B:塩こうじ漬け

  • 竹串 … 2本

  • 味付けなし


下準備(条件統一が重要)

  1. 2cm角に切る(厚みを揃える)

  2. 串は

    • A・B 別々に

    • 空気層を残すように軽く刺す

  3. 塩こうじ漬けは

    • 表面を軽く拭う

    • 洗わない


🔥 焼き方(魚グリル・共通)

  • 予熱:あり(2分)

  • 火力:

  • 焼き時間:

    • 片面 3分 → 返して2分

  • 途中で触らない

※ 網にくっつくなら、網だけ薄く油を塗る


🔬 観察ポイント(超重要)

塩こうじなし

  • 表面:

    • 乾く・白くなる

  • 中:

    • 繊維が締まる

  • 香り:

    • 焼いた肉の匂いのみ

塩こうじあり

  • 表面:

    • 早く色づく(糖反応)

  • 中:

    • 割ると肉汁が残る

  • 香り:

    • 焼き鳥に近い甘香

👉 「焼くと差が最大化」


🍲 白菜鍋との対比が美しい

  • 串焼き:
    👉 水分を奪われた極限状態

  • 白菜鍋:
    👉 水分に守られた環境

この両極を見ることで、

塩こうじは
「肉を柔らかくする」より
「水分と旨味の移動を設計する」

という本質が見えます。


🧭 次の一手(設計提案)

同日実験プラン(鶏)

  1. フライパン焼き

  2. 魚グリル串焼き

  3. 白菜30g鍋

👉 三角測量が完成


このあと自然にやりたくなるのは:

  • 🐄

    • 串焼きで「臭み vs 旨味」の境界線を見る

  • 🐑

    • 串焼きで「香りが飛ぶか/残るか」

次は
👉 鶏むね・ももどちらで行くか
👉 串焼きと鍋の評価シート(記録用)を作るか

どちらに進みますか?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

このブログの人気の投稿

ベネズエラ料理レタスと鶏肉のアレパ風サラダ

カナダ ケベック州の郷土料理

くら寿司 万博メニュー 全68