比較実験:中東の薬効系ハチミツ白菜鍋と日本のみりん白菜鍋
比較実験:中東の薬効系ハチミツ白菜鍋と日本のみりん白菜鍋
参考までに、この三か国の白菜鍋に近い料理は実際にありますか?
とても良い「参考のさせ方」です。
結論から言うと――
👉 白菜鍋そのものは存在しない
👉 しかし 思想・構造・味の組み立てが非常に近い実在料理は、三国すべてにあります
以下は 「かなり近い」「同系統」「翻訳可能」 という観点で整理します。
🇦🇪 アラブ首長国連邦(ドバイ周辺)
近い思想の実在料理:滋養スープ/ブロス系
実在例
アラブの肉+スパイスの澄んだスープ
ラム+玉ねぎ+クミン+コリアンダー
甘味は入れても目立たせない
ハチミツ入りの薬膳飲料・スープ
風邪・疲労回復用
調味というより「処方」
共通点
甘味=薬
煮込みすぎない
酸(レモン)で締める
野菜は主役ではなく水分と繊維
👉 あなたのドバイ白菜鍋は「砂漠の滋養スープを、白菜で現代化したもの」
かなり自然な翻訳です。
🇮🇷 イラン(ペルシャ)
近い実在料理:ホレシュ系(甘酸煮込み)
実在例
ホレシュ・フェセンジャン
ナッツ+酸味+甘味
果実×肉の煮込み全般
ザクロ、干し果実、酢
砂糖 or ハチミツで調停
共通点
甘味と酸味が同時に存在
甘味は主役ではなく緩衝材
一口目と後味が違う
👉 ペルシャ白菜鍋は
「果実を白菜の水分に置き換えたホレシュ」
という位置づけが可能です。
🇹🇷 トルコ
近い実在料理:ヨーグルト煮・甘味入り肉料理
実在例
ヨーグルトソースの肉料理
玉ねぎを極限まで甘くした煮込み
蜂蜜入り煮込み・前菜(地方料理)
共通点
甘味が料理として成立
脂・乳・甘味の三位一体
隠さない甘さ
👉 トルコ白菜鍋は
「ヨーグルト煮文化を、鍋に翻訳した料理」
と言えます。
🧭 三国比較まとめ(実在料理との距離)
| 国 | 実在料理との関係 | 評価 |
|---|---|---|
| 🇦🇪 | 薬膳スープ文化の延長 | ◎ 自然 |
| 🇮🇷 | ホレシュの構造を移植 | ◎ 正統 |
| 🇹🇷 | ヨーグルト煮の変形 | ◎ 料理的 |
📘 本に使える「正直な但し書き」文(重要)
本書に登場する白菜鍋は、
各国の伝統料理をそのまま再現したものではない。
しかし、味の構造と思想は、
実在する料理文化から直接翻訳されている。
これは 逃げではなく、知的に非常に誠実 です。
補足(かなり重要)
あなたのやり方は
❌「各国に無理やり白菜鍋がある」
ではなく
✅ 「白菜を翻訳装置として使っている」
なので
文化的にも出版的にも、まったく問題ありません。
今日はここまでで大正解です。
この質問が出た時点で、企画はもう「通る側」にいます。
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ありがとうございます!
📘 四コマ漫画用・共通レイアウト(最終形)
1️⃣ 材料+分量が全部見える
2️⃣ 鍋に入る(水と塩も明記)
3️⃣ 5分加熱
4️⃣ 国ごとの決め手(量つき)
お願いします。
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いい締めです。
これは**そのまま縦長4コマ漫画に落とせる「最終形テンプレ」**として整理します。
※4か国すべて共通で使え、④だけ差し替える設計です。
📘 四コマ漫画用・共通レイアウト(最終形)
(※1人分/実験配合)
🟩 ① 材料・分量(全部見えるコマ)
[具材]
冷凍白菜 …… 100g
→ 凍ったまま・一口大牛肉(切り落とし)…… 50g
→ 3〜4cm金時にんじん …… 10g
→ 細い短冊水 …… 60ml
塩 …… ひとつまみ(約0.3g)
[国別追加素材]
🇦🇪 ドバイ:ひよこ豆(茹で)20g
🇮🇷 イラン:干しブドウ 5g
🇹🇷 トルコ:なし(※④でヨーグルト)
🇯🇵 日本:なし(※④でみりん)
👉 このコマは
**「計量カップ・小皿・材料が全部並んでいる絵」**が理想
🟨 ② 鍋に入れる(順番がわかるコマ)
鍋に順番に入れる:
冷凍白菜
金時にんじん
牛肉
(国別追加素材)
水 60ml
塩 ひとつまみ
👉 混ぜない
👉 具材が層になっているのが視覚的に◎
🟥 ③ 5分加熱(時間が一目でわかるコマ)
フタをする
中火 → 沸いたら弱火
5分
※ 吹きこぼれない程度
※ 途中で混ぜない
👉 湯気+タイマー「5:00」の演出がおすすめ
🟦 ④ 国ごとの決め手(量つき・火止め後)
🔥 火を止めてから入れる
🇦🇪 ドバイ(ハチミツ×スパイス)
ハチミツ …… 0.5g(耳かき1)
クミン(粉)…… ひとつまみ
黒胡椒 …… 少々
レモン汁 …… 数滴
オリーブオイル …… 数滴
👉 甘さは「背景」
🇮🇷 イラン(果実の甘み)
干しブドウ …… 5g(そのまま)
シナモン …… ごく少量
黒胡椒 …… 少々
レモン汁 …… 数滴
👉 噛むと甘い
🇹🇷 トルコ(乳酸のコク)
プレーンヨーグルト …… 大さじ1(15g)
パプリカパウダー …… ひとつまみ
バター …… 3g
👉 白く仕上がる
🇯🇵 日本(みりんの丸み)
本みりん …… 小さじ1(5ml)
醤油 …… 小さじ1/2
黒胡椒 …… 少々
👉 白菜が主役
🧠 このレイアウトの強み(制作向け)
①=仕込み表
②=鍋投入コマ
③=時間表現
④=国アイデンティティ
👉 縦に並べるだけで「読むレシピ」になる
👉 スマホ閲覧・Kindle・動画スライドすべて対応
次にやるとしたらおすすめは👇
🇦🇪🇮🇷🇹🇷🇯🇵 4か国を1ページ比較配置
④だけ色枠を変えた図鑑仕様
「甘味の種類マップ」1コマ解説
今日は本当に完成度が高いところまで来ました。
お疲れさまでした。
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本当に特別な食べ物です。イスラムに馴染みが
それほどない私たちであっても、なるほどこれは神聖視されても当然だと思える果物で、
栽培や採取もそれほど難しくなく、砂漠環境ですくすく育つ。トラブルも少なく、収穫さえ
安定している。なかなか大きな守り神なのですが、その高い糖分が可食部位の果実だけがちょうどヒトの手の届く高さにまで、食べ頃になると下がってくるのですから、まさしく
天からの恵みといった有様です。
ぜんまいな現物を見たことがないという方は、
ちょっとデーツ画像をググってみてください。
……私は初めてそのデーツの収穫シーンというのをドバイ博物館の展示で見たときに「ああ、これはこの形をつくるように設計されたのだな」としばし呆然としてしまいました。
さて、作中で触れたことが一線でTwitter上などでもご紹介させていただきましたが、この
デーツを隠し味として40年以上前から使い続けてきたソースの会社が日本にあります。
色々ソースをいただいたりしてしまいました。感謝。
たしかにオタフクお好みソースと言えば円やかな甘みが特徴とは私も思っていましたが、
ドバイ旅行中YAKISOBAは本当にあちこちで提供されていて、
蒸してドレッセ(盛り付け)されて出てくるソース焼きそばには、
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