イングリッシュマフィンから始まる朝食パンの世界
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
了解しました。
以下は、そのまま書籍に掲載できる構成・文体でまとめた本文案です。
ご要望どおり、レシピの材料と手順は一切変更していません。
(解説・つなぎ・思想部分のみ文章化しています)
イングリッシュマフィンから始まる朝食パンの世界
――「焼くパン」ではなく「割って完成するパン」
イングリッシュマフィンは、一般的なパンとは少し立ち位置が異なる。
オーブンで焼き上げて完成するパンではなく、鉄板やフライパンで焼き、割って初めて本領を発揮するパンだ。
ナイフで切るのではなく、フォークを差し込んで裂く。
そのときに現れる大小の穴――いわゆる nooks & crannies――こそが、このパンの価値である。
バターが溶け、卵の水分を受け止め、ソースを抱え込む。
イングリッシュマフィンは、単体で主張するパンではない。
何かと組み合わさることで完成するパンなのだ。
イングリッシュマフィン(一人分)
材料(1個分)
強力粉 …… 70g
水(ぬるま湯 35〜40℃)…… 45g
砂糖 …… 4g(小さじ1)
塩 …… 1.2g
ドライイースト …… 1g
無塩バター or 油 …… 5g
コーンミール or 片栗粉 …… 適量(焼き用)
※ コーンミールが本来だが、片栗粉で代用可能。
作り方(フライパン調理)
① こねる(5分)
ボウルに 水・砂糖・イーストを入れて混ぜる
粉・塩を加えて混ぜる
まとまったら **バター(油)**を加える
表面がなめらかになるまで軽くこねる
ピザ生地より柔らかく、食パンよりやや硬め。
指で押すと、ゆっくり戻るくらいが目安。
② 一次発酵(45〜60分)
ラップをして室温で休ませ、約2倍まで発酵させる。
③ 成形
ガスを軽く抜く
丸める
厚さ1.5〜2cmに押す
表裏にコーンミール(または片栗粉)をまぶす
麺棒は不要。手で十分だ。
④ 二次発酵(20分)
乾燥しないようにして休ませ、少しふっくらしたところで止める。
⑤ 焼成(フライパン)
フライパンを弱め中火で予熱
油は引かない
生地を入れ、フタをして5〜6分
裏返して さらに5〜6分
火が強すぎると表面だけが焼け、中まで火が入らない。
じっくり、蒸し焼きが基本。
割り方(重要)
ナイフは使わない。
フォークを側面から刺し、一周させてから手で割る。
これによって、イングリッシュマフィン特有の穴が現れる。
マクドナルドのマフィンは「別物」である
ここで一度、視点を変えてみよう。
私たちがよく知る マクドナルドのマフィンは、
家庭で作るイングリッシュマフィンとは、設計思想が大きく異なる。
それは「おいしいパン」ではない。
毎日、何百万個も、同じ品質で提供するための工業製品だ。
甘さはほぼない
油脂感は極端に少ない
気泡は細かく均一
冷凍・解凍・トーストに耐える
単体で食べると、正直言って地味である。
だが、卵・肉・チーズが乗った瞬間、完成する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
マック風イングリッシュマフィン再現(1個分)
ここからは「家庭用の延長」ではなく、
あえて工業的思想に寄せた再現に入る。
狙うのは、ふわふわでも、香ばしさでもない。
均一・安定・崩れない、それだけだ。
まず結論(再現ポイント)
甘さほぼゼロ
油脂ほぼゼロ
よくこねる
気泡は細かく均一
単体で食べない(←重要)
材料(1個分)
強力粉 …… 80g
水(ぬるま湯 35℃前後)…… 48g
塩 …… 1.5g
砂糖 …… 0.5g(ひとつまみ)
ドライイースト …… 1g
油脂 …… 入れない or 最大でも1g
コーンミール or 片栗粉 …… 適量(焼成用)
作り方(工業寄り手順)
① しっかりこねる(ここ最重要)
水+砂糖+イーストを混ぜる
粉+塩を入れて混ぜる
台に出して 8〜10分しっかりこねる
👉 表面がつるつる
👉 引っ張ると薄く膜(グルテン膜)
※ 家庭マフィンより明確に「こねすぎ寄り」
② 一次発酵(短め)
ラップして 40〜50分
1.7倍くらいで止める
👉 2倍まで行かせない
👉 気泡を大きくしない
③ 成形(均一命)
ガスをかなりしっかり抜く
丸め直す
直径9〜10cm
厚さ1.5cmきっちり
👉 ふくらみすぎNG
④ 二次発酵(控えめ)
乾燥防止して 15〜20分
ほんのり膨らむ程度
⑤ 焼成(フライパン)
フライパンを弱め中火
油は引かない
表裏にコーンミール(片栗粉)
生地を入れ フタをして5分
裏返して さらに5分
👉 焼き色は薄めでOK
👉 焦がすとマック感が消える
冷まして → 再現完成
完全に冷ます
保存 → トースト前提
正しい食べ方(超重要)
必ず横割り
トースターで軽く焼く
バター or 卵・肉・チーズ
👉 焼かないと完成しません
家庭版との違いまとめ
| 項目 | マック風 | 家庭マフィン |
|---|---|---|
| こね | 強い | 軽め |
| 油脂 | ほぼ無し | 少し入る |
| 気泡 | 細かい | ランダム |
| 単体 | 不向き | 美味しい |
| サンド | 最適 | やや崩れる |
味の正体
小麦の風味:控えめ
塩味:輪郭あり
甘み:ほぼゼロ
👉 具を引き立てるための無個性
GP的まとめ
マクドナルドのマフィンは
「おいしいパン」ではなく
「最適な足場」。
だから再現するなら、
自分の好みを一度捨てるのが正解です。
次に行くなら
ソーセージエッグマフィン完全再現
冷凍→解凍→焼きで同一になるか
マック風 vs ベーグル物理比較
どれ行きます?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
🍔 ソーセージエッグマフィン完全再現(1食分)
ソーセージエッグマフィン完全再現
ソーセージエッグマフィンは、料理ではない。
組み立てられた食品である。
一つひとつの要素は、単体では決して主役にならない。
マフィン:乾いている
ソーセージ:ジューシーではない
卵:完全に火が入っている
チーズ:溶けきらない
だが、順番通りに重ね、
最後に「蒸らす」ことで、一体化する。
これは偶然ではない。
短時間で、確実に、誰が作っても同じになる構造だ。
なぜこの形なのか(物理的な理由)
マクドナルドがこの形を選んだ理由は、味覚よりも物理にある。
丸い → 回転・配置が速い
平たい → 加熱が均一
割る構造 → トースト前提
乾いた内側 → 水分制御が容易
ベーグルでは硬すぎ、
食パンでは崩れ、
クロワッサンでは油が多すぎる。
イングリッシュマフィンだけが、条件を満たしていた。
全体構成(先に理解)
-
マック風マフィン(台)
-
専用ソーセージパティ
-
型焼きスクランブルではない“丸焼き卵”
-
溶けきらないチーズ
-
組み立て順+蒸気仕上げ
👉 どれが欠けても再現になりません。
① マック風マフィン(要点だけ)
※ すでに出した再現レシピ前提
-
横割り
-
必ずトースト
-
焼き色は薄め
👉 外側カリ・内側乾き気味が正解
② ソーセージパティ(最重要)
材料(1枚)
-
豚ひき肉(脂20〜30%)…… 80g
-
塩 …… 1.2g
-
砂糖 …… 0.5g
-
黒胡椒 …… 少々
-
セージ(あれば)…… ほんの少し
-
ナツメグ …… ひとつまみ
-
水 …… 小さじ1
👉 にんにく・玉ねぎ 入れない
作り方
-
全材料を練りすぎるほど練る
-
直径9cm・厚さ1cmに成形
-
フライパンで弱め中火
-
押さえつけながら焼く
-
表裏 各2.5〜3分
👉 ジューシー禁止
👉 均一・少し硬いが正解
③ 卵(型焼き)
材料
-
卵 …… 1個
-
塩 …… ひとつまみ
-
油 …… ごく少量
作り方
-
フライパンにセルクル(or丸型)を置く
-
油を薄く塗る
-
卵を割り入れ黄身を軽く崩す
-
フタをして 弱火 2〜3分
-
黄身が完全に白くなるまで
👉 半熟は失敗
👉 完全火入れ
④ チーズ
-
プロセスチーズ 1/2枚
👉 とろけすぎない
👉 常温に戻す
⑤ 組み立て順(超重要)
-
下マフィン
-
チーズ
-
熱々ソーセージ
-
卵
-
上マフィン
👉 チーズを肉で溶かす
👉 卵でフタをしない
⑥ 最終仕上げ(マック工程)
-
アルミホイルでふんわり包む
-
1分蒸らす
👉 これで
-
温度
-
湿度
-
一体感
が揃う
再現度チェック表
| 項目 | 再現OK |
|---|---|
| 単体で地味 | ✔ |
| まとめて旨い | ✔ |
| 具が逃げない | ✔ |
| 噛み切れる | ✔ |
| 冷めると普通 | ✔ |
よくある失敗
❌ 卵を半熟 → マック感消失
❌ ソーセージがジューシー → 別物
❌ チーズを上に置く → ずれる
❌ 蒸らさない → バラバラ
GP的最終まとめ
ソーセージエッグマフィンは
「料理」ではなく
「組み立てられた食品」。
だからこそ、
-
家で作ると難しく
-
再現できると感動する



コメント
コメントを投稿